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カノンは戸惑ったように瞳を揺らして、どうしようかと考えているようだった。
「……レオンはそうしたい? レオンが望むなら、僕はそれでいいよ」
「カノン……ありがとう」
そう微笑むと、カノンは顔を赤くして顔をそらす。
そこで、レオンは面白い事を思いついて、
「カノン、キスマークをつけていいか?」
「な!」
「だってカノンが嫁だって印、俺もつけたい」
「い、イオ達に見られるのやだ! 絶対からかわれるもん!」
「そのためにつけるんだ! カノンは俺のものだって……」
「レオンのばかぁぁぁ……うう、この襟の内側の見えない所なら一個だけ良いよ」
「……仕方がないな」
といいながらその白い肌にレオンは顔を近づけて、軽く肌をぺろりと舐めてやるとカノンがびくんと体を震わせた。
「は、早くしろ」
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