第1章

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 その笑みにルカは身の危険を感じる。 「ええっと、我は用事を思い出し……ひぃ」 「良い事聞いちゃったなー」  ルカが助けを求めるようにレンヤを見た。  しかしレンヤは状況を見守っている。 「ルカちゃん。ルカちゃんにとっても良く似合うお洋服があるんだけれど、着てみない」 「い、嫌だ。とてつもなく危険な予感がする!」 「やだなぁ、ちょっとふりふりな女の子の服なのに」 「い、いやだ。そもそも女の子の服を買いに行った時、普通に女の子と我は間違えられたし!」  そこでルカは墓穴を自ら掘った事に気づいた。  イオが、ふふふと笑いながら、
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