イタい少女

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イタい少女

ある日の事。 俺は、学校帰りにいつもの公園を通った。 歩いている時、可愛らしい少女が犬の散歩をしていた。 エライなーと思っていた…が。 「ねぇ、ポチ。ポチはアタシと散歩出来て嬉しい?」 『うん!それは、もちろんだよ!』 「ポチったら、照れるじゃーん!アタシも嬉しいよ♪」 「……。」 俺は、少女の一人芝居を見て"うわぁ…イタい少女だな"と思って眺めていた。 まぁ…今日はたまたまって事で、もう会う事はないだろう。 そう思って後ろを向いて自宅に帰った。 しかし、次の日。 少女が俺の通う学校に転校して来たのは、思いもよらない出来事だったのである。 これから"イタい少女"に悩まされるのは俺一人しか知らない。                   ―完―
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