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エレベーターで15階に上がり 玄関を解錠して中に入れば
「「「「「 おかえり~~ 」」」」」
皆が 玄関に立って 元気に迎え入れてくれた。
「ただいま!みんな 元気でしたか?」
「ミー 元気そうじゃない!って 3か月前にも言った記憶がある」
花音さんが 私の手を握りながら そう零した。
「あはは、9月にもビザの申請で帰国した時に 会いましたものね」
「お前 なんだかんだと季節ごとに帰って来てる?」
皇さんが 私の腰を引いて 先を促がしながら そう口をはさんだ。
「もう日本には帰って来ないつもりでいたけど すでに3回も帰って来てますね」
「いいじゃん!いいじゃん!いつでも帰っておいでよ」
「ありがとう~恭司さん!!」嬉しくて 恭司さんに抱き着いた。
「ささっ ミーも南條君も疲れたでしょう。早く上がって暖まりな」
真帆ちゃんが 皇さんの持つスーツケースを引っ張ってくれて リビングに入った。
菜乃も 遼も 私達が買って来ただろうお土産が入っているスーツケースが気になって仕方がない。
だから 2人で真帆ちゃんのお手伝いをしながら 一緒に運んでくれている。
「菜乃も 遼も 3か月ぶりに見ると少し成長したのがわかりますね」
私は 菜乃と遼の間に入って 2人の頭の上に手を置いて 伸長を計った。
「以前は 私のここら辺とここだったのに 今はここだよ!」
2人は 私が2人の伸長が伸びたと言ったのが嬉しかったようだ。
「なの おっちくなってる?」
「僕も 伸長伸びた?」
「2人とも ちゃ~~んと成長しているよ。次に会う時は ミーは2人に抜かされちゃうかもしれないな・・・・・」
そう冗談を言ったつもりだったのに
「なの しゅぐミーちゃんにおいちゅくから!」
菜乃には伝わらなかったようだった。
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