第1章

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「ヤバい!私今ヤバい!具体的な説明を求められると困るけどとにかくヤバい!和犬連れて紅葉の中を楽しげに駆けるとかヤバい!ねえ犬!ヤバいよね!ヤバいって言ってみ!犬!おい!」 「クルックー」 「この犬鳩の声で鳴くよ!ヤバい初めて知った!今まで何かの病気で鳴けないのかと思ってたけど別の病気っぽいな!そうと知っててヤバいって言うように命令した私の知性ヤバい!鳩の方はどう鳴くの!?ちょいと鳩さん!鳴いてみ!」 「あなたなんで犬の散歩するのに手ぶらなんですか?何か袋持ってます?見たらわかると思うんですけどフン持ち帰れって看板に書いてあるんで持ち帰ってもらわないと困るんですよね」 「常識的だけどやや威圧的な面もある男子高校生の声で鳴いた!犬は抱いて帰るから許して!ということは必然的に後ろの男子高校生の声は!すみません男子高校生!今のこの状況どう!?」 「ヤバい!」 「ガッカリ感はともかくてして確かに!」
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