第2章

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「もうわかっていると思うけれど、この世界は私の夢の世界。 とある会社の枕のモニターを引き受けたことで飛ばされてしまった世界よ。 そのモニターっていうのがね、提供された枕を使って一週間眠ること。 その謝礼金がすごく高かったの。 胡散臭いとは思いつつも、お金が欲しかったから引き受けたんだけど...こんなことに巻き込まれるとはね」 私はいまいち納得できないまでも頷いた。 「それで?ここはどこなの?」 「分からないわ」 舞の答えに私は愕然とした。 「あなたが紛れ込んできたことでサポートを受けられなくなったもの。 生きて帰ったら謝礼は払うって言われたけれど、それもどうなのやら」
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