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はい、はい、とその答えを聞いていた舞の顔が青ざめていく。
「それ以外に方法は?
わかりました」
そして舞は電話を切り、私の方に向き直る。
「美香、この世界から私たちが無事に逃れる方法はないみたいよ。
そういった舞の顔が狂気に歪む。
「私か美香のどちらかしかこの世界からは出られない。
だから、あなたを殺すしかないの」
その手に持つのは金属製のナイフ。
笑った顔には狂気が見えている。
私は冷や汗をかく。
「あなたが迷い込んで来なければ」
舞のナイフが私の髪をかする。
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