プロローグ

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「ここ…は…?」 急に意識が覚醒し目を開けると、そこは見たことのない景色だった。 夜のように暗いのに地も空も薄っすらと明るい。所々でたまに光が強くなるところがある。まだ夢の中にいるような気分になる。 道もわからないこの世界を歩く。少し明るい程度の道だから何かにつまづくことを恐れたが何にも当たることがない。まるでこの世界には自分しかいないような。 しばらく歩いだところで世界の明るさが少し強くなった。 「うおっ。」 驚いて一歩下がるとまた世界の明るさが薄暗い感じに戻った。こちらの方向であっているということか…?
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