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水色の空に白い雲が少々
秋晴れが心地好い公園
A「神嘗祭楽しみね♪」
週末に行われる神嘗祭を毎年楽しみにしている綾香
B「僕の天照大御神様にお供え物をするか」
木々はオレンジ色の葉っぱで秋を彩る
A「え?なに?お供え物?」
僕は道の先を指差して
B「好物をお供えするよ」
指の先では焼き芋屋が
「いーしやーきいもーーー♪」
通り過ぎようとしていた
A「みちゅはやくー♪」
子供の様に無邪気に走り出す綾香
B「転ばないようにね」
綾香が公園を駆け抜けると鳩がバサバサと飛んでいく
秋。僕は綾香がほふほふと焼き芋を食べている姿が好きだ
「わんわん♪」
焼き芋をちぎって分けてあげるとペロは喜んで食べていた
A「じー」
残った焼き芋を綾香にあげる
A「みちゅー♪大好きよ♪」
B「綾香、愛しているよ」
紅葉した綾香は嬉し恥ずかしそうに焼き芋を食べていた。
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