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そう、明日は待ちに待った、学祭。 隣を歩く一真は、実行委員メンバーで、見廻り役。 「なぁ、美穂はまだ・・・・」 彼が言いたい事は、分かってる。 切なそうに、眉間に皺を寄せて俯く。 「かっずっまっ、怜の事なら、気にしないで」 私の明るい声に、反応した。 「お前さ、去年の事を「いい加減にしなよ?」でもっ」 わざと、一真の口を、手で押さえた。 「一真?彼はもう、【心の中の人】なの!・・・・それに、最後に笑ったの・・・」 彼は、腕の中で、静かに微笑んだの。
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