葵の決意

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「これじゃ、俺の最後の日まで持たねぇ! おい、岩田、そこらのババアから引ったくって来いよ」 私の持ってきたお金だけではしのげないと悟った松雄は、 岩田に無差別の犯罪をけしかけている。 「………お前、誰に口きいてるんだよ?」 だけど、 クスリのせいなのか、 お酒のせいなのか、 潜んでいた″S″を隠せずにいる岩田は、 「ちゅーがくん時から命令ばっかしてくんじゃねぇよー、年が上ッつーだけでよっー?!」 飛びかかり、 松雄の首をグッとしめ出した。 「………っ! やめろ、俺の首絞めたって、何もならんだろうがっ………」 弱っている松雄は、 耐えられずに凛々子の側にドサッと倒れかかる。 「………どーせなら、お、女やれっ………」 そして、 強姦とクスリでグッタリになった凛々子の方を指差していた。 どこまでも、 ゲスな男………。
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