21人が本棚に入れています
本棚に追加
『てかヒカリちゃんさぁ、いつもそのノートに何書いてんの?』
『あぁコレね、気になるなら見ていいよ、はいこれゴホンッ、ゲホッ、ヴゥゥッ』
そう言ってすんなり勇成にノートを渡す。
『おい、ほんとに大丈夫かよ、さっきよりも咳ひどくなってねぇか、何だか顔色も悪そうだし』
『うん、大丈夫。ゴホンッ』
勇成はそんなことは気にせず、
『えっ、マジで。見ていいの?』
最初はワクワク顔でノートの中身を見ていた勇成の顔が、だんだん険しくなりしまいにはぶちギレ叫んだ。
『なななんじゃぁこれはー!おい、テメー何様のつもりじゃボケェ。俺はここに書かれてるような人間じゃねぇぞ』
そう怒鳴りながら、ノートを机の上に叩きつけた。
それに驚いたみんなが駆け寄り、ノートの中身を見始め口々に言う。
最初のコメントを投稿しよう!