赤の王と青の王～第二章～

赤の王と青の王

アルスの答えを聞いて、赤の王は優しく微笑む

『お前に現世への道を示そう…だが、その前に我の話を聞いて行くがいい』

アルスは、困った顔をして

「一刻も早く帰らないとコルフィが…」

赤の王は、諭す様に優しい口調で

『此処は、魂の世界…現世とは、時間の流れが違う。話を聞いても瞬きをする間もない刹那の時よ。』

『それに…この話は、暗黒神カリに繋がる。』

アルスは、逸る気持ちを抑え赤の王の話に耳を傾けた。