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コルフィが、脱出した先には、青い世界が広がっていた。
何処までも青くまるで、海の底に優しい光が射し込んできた様な穏やかな世界だった。
何時までも眺めていたい…そんな気持ちになりそうな中で…
「我が魂の半身よ」
透き通る様な声で、コルフィに話し掛けてくる者がいた。
コルフィは、聞き覚えのある声に
『青の王ですか?』
肯定の意味を含め話し掛ける。
「そうだ、長らく語りかけてきたが、汝の心は闇に囚われ我の声が届かなかったのだ。」
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