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コルフィは、兄の隣に立つと
『僕は、兄さんの力になる為に戻ってきたんだ。』
アルスは、嬉しそうに
「あぁ、俺たち二人の力で、アイツを闇の世界に還してやろうぜ!!」
コルフィは、頷きながら
『暗黒神カリ…数多の命を弄んだ罪を償わせてやる!』
暗黒神カリは、二人を見て不敵な笑みを浮かべ
【神器を手にした位で調子に乗るなよ…間もなく僕は、完全復活を果す…フフフ】
暗黒神カリの言葉に共鳴するように大地が、悲鳴をあげた。
ゴゴゴゴゴゴォォォ
地響きと共に奈落の穴が、大きく開かれていく!?
底の見えぬ奈落から障気が、溢れ出し古にその名を残す邪神達が、次々と地上に姿を現した。
アルスとコルフィは、怯む事無く互いの武器を携え邪神達に戦いを挑む。
黒羊のような顔を持つ邪神が、強大な鉄槌を轟音と共に振るえば、コルフィは幻夢氷剣で、氷の分身を作り出す。
鉄槌は、コルフィの幻を砕き氷の破片の奥からアルスの深紅の神槍が、唸りをあげて黒羊の首を吹き飛ばし…その体躯を燃やし尽くした。
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