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カリは、嬉しそうに笑い
【クククッ…憎しみを糧に向かってくるのか赤の王?】
アルスは、自らの手がちぎれそうな勢いでカリに神槍を突き出す。
その勢いは、鬼気迫る迫力があった。
神槍の凄まじい乱激に暗黒神カリの頬や肩、腕に幾つも傷が付いていく。
しかしカリは、余裕の表情のまま、諭すようにアルスに語りかける。
【怒りから涌き出る力は、強く激しいが…くくっ!?1度折られるとこれ程脆いものはない!?】
この時、意識を取り戻したコルフィは、兄に向かって叫ぶ
『兄さん!!行っちゃダメだ!』
コルフィの叫びは、アルスに届かず…
怒りの感情に身を任せたアルスは、必殺の突きを叩き込む!!
「覚悟しろ!!暗黒神カリ!!」
【絶望しろ赤の王…】
暗黒神カリは、漆黒の剣に障気纏わせると神槍に被せる様に斬激を叩き込む。
バキッ!?
「えっ…?」
アルスの神槍に亀裂が走る!?
アルスは、罅の入った深紅の槍を見つめ茫然とする。
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