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おかしな子だな、
と一成は思ったが、
ふざけてるのだろうと特に気にしないことにした。
一成は、
帰路につこうと、
女の子の背後を歩いた。
どうやら、
女の子は、
ゲームセンターに向かって真っすぐ歩いているようだった。
一成はその後ろ姿を見て、
ふと、
立ち止まった。
なにかあったら警察を呼んで。
そう告げた女の子の言葉に、
不安を覚えた。
あの子は、
これからなにをするつもりなのか……。
一成は、
歩くペースを落として、
離れたところから少し様子を見ることにした。
女の子が二人組の前まで辿り着いたところで、
金髪とスキンヘッドが顔をあげた。
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