第1章

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 おかしな子だな、 と一成は思ったが、 ふざけてるのだろうと特に気にしないことにした。  一成は、 帰路につこうと、 女の子の背後を歩いた。 どうやら、 女の子は、 ゲームセンターに向かって真っすぐ歩いているようだった。  一成はその後ろ姿を見て、 ふと、 立ち止まった。  なにかあったら警察を呼んで。 そう告げた女の子の言葉に、 不安を覚えた。  あの子は、 これからなにをするつもりなのか……。  一成は、 歩くペースを落として、 離れたところから少し様子を見ることにした。  女の子が二人組の前まで辿り着いたところで、 金髪とスキンヘッドが顔をあげた。
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