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ほどなくして、
上中の前に二人の男がやってきた。
間近で見ると、
二人とも身体を鍛えてるのか、
ごつい。
「お前が変態か?」
金髪のほうがいった。
スキンヘッドが手を伸ばすと、
一成の手首を勢いよく掴んだ。
「え?」一成はなにが起こっているのか状況がのみこめなかった。
「警察を呼ぶぞ、
コラ」
今度は、
スキンヘッドがドスのきいた声でいった。
「えーん、
えーん、
えーん」
女の子が、
金髪の背後で声をあげた。
泣いているらしい。
が、
一成には、
どうみてもウソ泣きにしか見えなかった。
一成は、
この状況がいまいちのみこめなかったが、
自分の立場が危ういことだけは理解が出来た。
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