第一章

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~出会い~ また今日の朝も遅刻ぎりぎりだった。そして、角を曲がった先にいた人とぶつかってしまった。(なんてベタなんだ。)なんて思いながらもそう。これが私達の出会いでした。二人はゆっくり歩きながらそして、お喋りしながら学校に向かっていた。『あ!私は真中 愛あなたは?』『俺は牧野 凪』それから二人は他愛のない会話をしながら歩いた。『ねぇ、牧野君。牧野君はなんで遅刻なの?』私は疑問に思っていた事を聞いてみた。牧野君も最初は驚いた顔をしていたが、『昨日入学式だったでしょ?それでさ、中学校の時とリズムが違うくて、まだなれなくてさ・・・。そういう真中さんは?』急に話を振られてびっくりしたが、自分から振った事なので答えないわけにはいなかい。『私はね、中学校の時から遅刻魔だったんだよ。先生達ならまだしも、全校生徒に知れ渡るほどに有名だったんだよ。中学の時はね、基本的な登校時間が昼休みだったの、しかも、昨日も遅刻ぎりぎりだったし。直さないといけないって思うんだ。だからね、目覚まし時計を5個もセットしたんだよ!でも、ダメだった。』私の衝撃的な話に牧野君はやっぱりびっくりしていた。構わず私は続けた。『この学校でも、遅刻魔とか言われないように頑張ってるんだけど無理った・・・。あーもぉ学校めんどくさいなサボろうかな?』驚いてる・・・そらそうだよね。どう考えても学校は行くよね・・・でもさめんどくさいからさ仕方が無いんだもん。『じゃあ俺もサボろうかな?』いきなり言われてびっくりした。『え?牧野君もサボるの?だめだよ?ちゃんと学校行かないと!』歩いてるかと思いけや止まって話をしていた。『アハハ・・・ハハハハ真中さん面白いね。自分サボるのに説得力なさ過ぎだよ?』思ってた事を当てられてドキッとするのだった。『わっわかってるもん。自分でもそう思ったから・・・でも言っちゃったんだもん。』プーと膨れる私を見て牧野君はさらに笑った。『じゃあ二人でどっか遊びに行く?』私は『うん!行こいこ!!』と笑顔答えていた。(牧野君といるとなんだか楽しいな~)愛はまだ気づいていない。これが“恋”という感情だということを・・・・・・
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