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ビュウゥゥ…バサッバサッ
窓から入ってきた風が計画書の紙束を吹き荒し、ひらりと裏返って床に落ちた。
「わっすみません、片付けますッ」
生徒会長は慌てて拾おうとする彼女を「おい」と呼び止める。
「じゃあなんで風変わりがいけないんだ。確かに俺は感情に流されて『普通』では満足できなくなっているかもしれない。だからと言って『普通』を嫌になって切り捨てた訳じゃない。だが、『普通』じゃないから……周りと違うから…と思って風変わりな存在を否定するのはおかしい。……風変わりも一つの個性なんじゃないか」
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