reunion~side尊~

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伏せられた長い睫毛に隠れたその瞳に、もう一度見つめられたいと願う自分を宥めるのに手こずった 彼女の答えは10年も前に出ているのに… 彼女の近況を知りたくて尋ねると、彼女の父親は既に亡く会社も整理したという 「…ごめん」 彼女にとって父親の存在がどれだけ大きかったのか知っている 父親を亡くした彼女を支えるのは自分でありたかった…それも、もう遅すぎる
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