original sin~side尊~

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本当に望んだのは彼女との幸せ 彼女の隣にいるのは自分でありたかった だけど、それはもう叶わない夢だ いつまでも頭を上げない彼女を残してその場を去った 「さよなら、香織」 ずっとスーツのポケットに忍ばせていた細長い箱を途中のゴミ箱に落とすと、思ったよりも大きな音をたてた 一度切れた鎖は、もう元には戻らない… オレは、大切なものを失ってしまったのだ
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