解(ほつ)れ

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「香織…したい」 「ひ」 「何その『ひ』は?傷付くなぁ」 「だ、だって、まだ明るいしっ…」 弘人が言うには悪阻が酷い時に我慢してた分も、今したいんだそうだ あっという間に身体をすくい取られてベッドに運ばれる お腹を圧迫しないように気を遣ってはくれるんだけど… 「んんんッ…やだぁ、深く挿れないでぇ…」 「ごめん、香織。抑え利かない…」 「や…、ぁ、…あぁッ…んぅ!」 後ろから背中に覆い被さる弘人の方を向かされて唇を塞がれる はっきり言って、苦しい 「んッ…はっ、…ぁ…」 弘人はよく、こういう抱き方をする 甲羅のように身体を密着させてその中に私を閉じ込めようとするみたいに
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