answer~side尊~

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“自由の翼” オレにそれを教えてくれたのは、近所の会社を経営しているおじさんだった “妾の子”誰もがオレをそういう目で見る中、彼だけがオレを“普通の子供”として見てくれていた ある日、そのおじさんの工場が全焼した 一面に広がる焼け跡を前にして肩を落とす大人達 それはそうだろう。何もかも燃えてしまって、明日からどうやって生活していけばいいのか… “絶望”という言葉しか浮かんでこないその風景の中でひとり、おじさんだけが前を見つめていた
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