第3章

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「な、……なんで、ここ……?」 車を走らせること、15分。 辿り着いたのは、なぜかオレのアパートだった。 「荷物があるんだろう。早く持ってこい。」 なんか色々おかしいような気がするが、それは気のせいなのか? 「いや、あの……。……なんで、ここがわかったんですかね……?」 恐る恐る聞いてみる。 聞くのも怖いが、答えられるのも怖い。 「履歴書に書いてあっただろう。」 言われてハタと気付く。 あ、そっか。確かにな! ポンと手を打つと、いそいそと荷物を取りに行った。さすがに冷蔵庫と洗濯機はまだ置かせておいてもらおう。 再度車に乗ると、チラッと荷物をみた社長がそれだけか?と聞いてきた。
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