インコのピーコ

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自宅に着くと家には 誰もいなかったので、 2階の自室に荷物を置き リビングのソファーで一息をついた。 テレビをつけて しばらく朝の情報番組を 何気なく見ていると いつの間にかうたた寝をしていた。 しばらくして目を覚ますと 母が帰ってきており、 キッチンで昼食の準備をしていた。 「あ、ただいま」 キッチンの母に手をふった。 「おかえり、寝るんだったら 自分のみ部屋で寝たら いいのにこの子は」 「いや~テレビつけたら 寝ちゃててさ。 やっぱり夜行バスって寝てても 疲れるんだな。」 「あんた東北新幹線 せっかく開通したのに、 利用しなかったのかい。」 「新幹線今人気で混んでるし、 高いからね。」 そういうとソファーから立ち上がり、 2階に上がってお土産と 先ほど買っためがねを 持って降りてくると ちょうど階段を降りたところに 全身が見える鏡があったので、 メガネをかけて鏡の前に立った。 (お、なかなか似合ってるな。) 自画自賛をしていると 右肩に見覚えがある セキセイインコがとまっていた。 「ピーコなんでお前出てんだ。」 びっくりして右肩にとまる ピーコにむけて話しかけると ピーコはそのまま飛び立ち、 階段から2階へと飛んでいってしまった。
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