第1章

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A「これはッ!人骨ッッ?!」 B「アホか。...鳩だろ」 A「こんなでっかい頭の鳩が何処にいんのよ。てか、骨だけ転がってんの、鳩だってキモいわ。」 B「そいや、こんだけいるのに鳩の死骸とか見ないな」 A「『象の墓場』的な場所があるのかな」 B「住宅街にそんな陰惨な場所があんのかよ。こえーよ」 A「ところでこのインサンな白骨はどーする?」 B「そこの交番に、鳩の骨転がってマスって届けて来いよ」 A「いや、言うなら役所でしょ。てかホントに、何なのコレ」 B「俺からお前への、愛の証」 A「白骨化してるけど」 B「ちょっと秘めすぎたな」 A「そーゆーのいいから、マジで」 B「マジで言うなら...ネコだろ」 A「.........そか。そ、だよね」 B「.........赤や黄色の落ち葉に彩られて、幻想的でキレイな墓場じゃねーか。幸せだよ、コイツも。」 A「...ん」
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