第1章

2/5
前へ
/5ページ
次へ
「ねえ、ママ。今日も星が見えるね。綺麗だね」 幼い少女がベッドからママに話しかけました。 「本当ね。今日は昼間よく晴れてたから綺麗に見えるわね」 ママは少女のお腹に手を置いて優しく少女に語りかけました。 「さあ、夜更かししてるとまたお熱が出るわよ。おやすみなさい」 「はーい」 ママはベッドサイドの明かりを消しました。 暗闇の中でも眠れない少女の純粋な黒い瞳はベッドの真上に設置してある大きな天窓から見える明るい星をいつまでも見つめていました。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加