第1章

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ある時、少女の家に台風が近づいていました。 風が強くなり、雲が空を覆い雨が降りました。 天窓から見えるのは雨雲と水滴だけになってしまいました。 少女は来る日も来る日も台風が過ぎるのを待ちました。 星が見えない間、少女の病気は急激に悪化していきました。 激しく打ち付ける雨音と、ビュービューと吹く強風が少女の心を暗くしました。
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