5月

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[家庭訪問2] [サクラ家] 「えっと、入り口は……?」  道路から高さ3m程の位置にある敷地。 その周りをぐるっとコンクリートの壁が囲っていて入り口がありません。  でも家は敷地の上に確かに見えます。 「ピピッ、渡貫先生を承認しました。 どうぞお入りください」  突然電子音声が聞こえて、壁の一部が動いて通路が現れました。 ――家の中―― 「先生、忙しい中ありがとうなのじゃ」  メカメカしい家の中、サクラちゃんが謎の機械に乗って現れました。 「今お茶を淹れるのじゃ」  サクラちゃんは先程の乗り物からお茶を汲んで先生に渡しました。 先生はもう帰りたいと思いました。
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