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[渡貫先生2]
次は算数の時間です。
「今日は数の数え方を学びましょうね」
「ふぁぁ……」
「サクラさん、ちゃんと聞きましょうね」
あくびをするサクラちゃんに先生が注意をしました。
「だってわし、数学得意じゃし、今さら算数とか言われても……」
「先生、サクラちゃんは数学コンテストで優勝したことがあるんだよ!」
スミレちゃんが補足します。
サクラちゃんは天才少女でした。
「あら、それならこの時間は、サクラさんにはソユーズの設計に使われた計算式を教えるわね」
普通に隣国の機密事項を知っている綿貫先生でした。
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