1人が本棚に入れています
本棚に追加
アナウンスの声が鳴り響く。
りょうま
「インディアン学部ゲーム‥?」
聞きなれないゲーム名に
首を傾げるりょうま。
アナウンス
「そうこのゲームをご説明する前に
みなさんは
『インディアンポーカー』という
ゲームをご存知でしょうか?」
りょうま
「インディアンポーカー?
あぁあれだろ。
トランプをおでこに貼り付けて
自分のカードが何かは分からない状態で
相手のカードより数字が大きいか小さいかを
競うゲームだろ?」
アナウンス
「そうです‥。
今回はそのインディアンポーカーを
モチーフに我々がアレンジした
オリジナルのゲーム。
それがインディアン学部ゲーム」
りょうま
「ポーカーじゃなくて学部?
一体どういうことだ?」
アナウンス
「ルールはとっても簡単です。
まずはみなさん。
この廊下にある16個の教室の鍵を
開けますのでそれぞれ1部屋につき1人ずつ
入ってください」
そう言われると
りょうま達16人はそれぞれが
1人につき1つの教室に入る。
アナウンス
「えぇーその教室に
みなさん首輪が置いてあると思いますので
今すぐ装着してください」
そして16人は首輪を装着する。
アナウンス
「それではルールの説明を
させていただきます。
その首輪の後ろには
この大学に存在する学部の『頭文字』が
それぞれ電光表示されます。
ちなみに自分では
どうやってもその文字を見ることはできません。
そしてみなさんには
その文字が何なのかを当てていただきます。
文字が何なのか考えるための
制限時間は15分。
残り1分になると
みなさんはそれぞれ自分の
教室に入ってください。
その後教室の鍵がロックされます。
そして残り1分間の間に
その教室の中で解答していただきます。
正解すれば
教室の鍵のロックは外れ
みなさんはまた廊下に戻ってきます。
ちなみに‥
自分の教室以外で解答をしても
意味はありません。
必ず解答は『自分の教室』で
行ってください」
アナウンスは続く。
最初のコメントを投稿しよう!