1人が本棚に入れています
本棚に追加
そして早速ゲームが始まった。
16人は‥廊下で固まっている。
りょうま、楓、カオナシ
ももな
ゆりあ、アキナ、ハナコ
幹也、リカ
りんたろー
バタサキ、カズト
の12人はすでに紹介されているが
残りの4人の人物。
この4人を説明しておくと
1人目はウメリョー。
赤い帽子を常に逆向きにかぶっている。
常に手で目の前の空間を
十の字に動かすのが特徴。
そしてリーダーシップがありそうだ。
そして2人目はオオハヤ。
鋭い目付きの女。丸いほっぺ。
ムニュムニュしている。
ゲーム開始前は誰とも絡むことなく
1人で周りの様子を伺っていた。
3人目はあーや。
ただただ可愛い。この大学内で1番可愛い。
4人目はハモ。
男。特に何もない。
そして
ゲーム開始直後‥
まず1番最初に口を開いたのは
ももなだった。
ももな
「‥と‥とりあえずどうする?
一旦‥近くにいた者同士で
文字を教え合う?」
ももなは隣にいたあーやに話しかけた。
するとそれにあーやが言葉を返す。
あーや
「そ‥そうだね。
あなたが黒幕の確率は
15分の1なわけだし‥」
ももな
「‥じゃあ‥私の文字からまず‥」
ももなが
後ろを向いてあーやに
自分の文字を見せようとした
‥‥その時‥
幹也
「お前らは随分と呑気だな」
幹也が突然2人の前に現れる。
ももな
「あ‥あなたは
たしか‥みきやさん!」
ももなは幹也とは初対面だが
ゲーム開始前の自己紹介で
名前だけは知っている。
幹也
「このゲームは要するに
16人がガンガン殺し合い
最後の2人になる前に黒幕が誰かを
見つければ良いんだろ?
それなら黒幕じゃない人間だとしても
容易に信頼しても良いのか?」
その言葉にためらう、ももなとあーや。
確かに‥
相手が黒幕ではないとしても
その人物が死ねば
それだけ黒幕の確率は下がる。
つまり‥
よほど信用のできる人間でない限り
その人物を生かし続けても
ゲームは有利にならないのである。
最初のコメントを投稿しよう!