四天王1人目

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りんたろー 「オッケー!俺が先だね。 楓ちゃんの文字は‥えーっと (文)だよ!」 りんたろーが答えた。 楓(文) (文‥。りょうまさん達と一緒の答え。 てことは嘘はついてない。 やっぱりこの人‥悪い人じゃない‥) 頭の中で考えている楓。 楓は手をアゴにつけている。 りんたろーはそれをジッと見る。 そしてりんたろーも手をアゴにつける。 これも心理学のテクニック。 自分の動きを相手の動きに 合わせることで‥まるで相手と 心が通じ合っているかのような 無意識レベルの一体感を感じさせる。 りんたろー 「‥じゃあ‥次は俺の文字も 教えてもらって良いかな?」 りんたろーは振り向く。 楓(文) (と‥とりあえず‥嘘はついてないし こっちも本当の答えを教えよう) 「あなたの文字は(社)よ‥」 楓は本当の文字を教える。 りんたろー(社) 「‥社だね。ありがとう! 本当楓ちゃんがいて助かったよ ありがとうね」 楓(文) 「‥どういたしまして。 ‥ところで‥あなたは 誰かとパートナーを組んだりしないの?」 りんたろー(社) 「‥そのことなんだけどさ‥。 俺‥パートナー組むなら 楓ちゃんが良いなぁって思ってたんだ」 楓(文) 「えっ?」 りんたろー(社) 「やっぱりパートナーを組むなら 信用できる子じゃないと不安だしね。 それに何より楓ちゃんは凄く可愛い。 そんな君になら裏切られても 俺は後悔はないカモネ‥な~んて」 楓(文) 「え‥でも‥そんなこと 急に言われても‥‥ 私には他のグループもいるし」 りんたろー(社) 「そうだよね‥ 突然そんなこと言ってごめんね。 なら‥毎回‥俺とこーやって 文字の教え合いをするってのはどう?」 楓(文) 「え‥そ、それなら良いけど‥ 私は仲間の2人から文字を聞いてるから あなたは嘘をつけないし‥」 りんたろー(社) 「ははっ。助かるよ~。 でもいつか‥君を俺だけの パートナーにするよ‥」 そう言ってりんたろーは離れていった。
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