第7章
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第7章
「それで――どうしたのその顔?」 格闘の末。 なんとか例の危ないネガは巻き上げた。 「いえ。庭に来ていた猫にちょっと」 「へえ。猫は青あざができるほど殴るんだ」 「痛てっ……!」 触れられただけで 目元の傷が痛んで僕は飛び上がる。 「アレン」 坊ちゃんは昨夜の姿態など嘘みたいに 清々しい顔をして嘘つきを睨んだ。
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