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俺の前を通りすぎる彼女に
紅葉の道を歩く彼女に
黒髪をなびかせ犬に笑いかける彼女に
もうすぐ、自らの夢のために歩き始める彼女に
伝えたいこと
泣きたくなったら母さんが絶対抱きしめてくれる
その日に送り届けてくれる父さんは「頑張って来なさい」と言ってくれるよ
俺だって、いつでも応援してるから
応援してるから。
俺は君に夢の中でしか伝えられない
直接手を握ってやることはできないけど
いつでも側にいてやる
「ああ、お兄ちゃんがいてくれたら勉強教えてもらえるのに」なんて…なんて……。
可愛いことを言ってくれるなよ。
生きてなくても、幽霊でも君の兄ちゃんだから
俺の年を越えた彼女に
伝えたいこと俺の精一杯のエール
「俺の妹へ、未来へ突き進め。」
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