氷解

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周防の指先、実を捏ねながら動かしていくと、陽菜子の身体に甘美な痛みが走り 「はぅ…ん」 と甘い声を漏してしまった。 「お嬢様は、今、お仕置きをされているんですよ? 」 周防は嘲笑する笑みを見せた。 「それなのに蕩けた顔で、良い声で啼いて、……困ったお嬢様ですね。 ほら、上の口は涎を垂らして、おやおや下の口も……」 二本の指を一気に突き刺した。 「んーーーっ!」 突き刺さった二本の指、その質量と圧迫に声にならない悲鳴を上げる。 「ダラダラと涎を垂らすとは、本当にはたしない……」 周防は容赦なく、指を動かし 「あぁぁぁぁぁぁ、ん、んーーっ!」 かき混ぜながら、また胸の頂きの実を強く摘んだ。 「あぁぁぁぁぁぁ」 はしたなく声を上げる陽菜子を周防は蔑むように見つめて 「子供だと思っていたお嬢様がこんなにはしたなくて、淫らだとはねぇ」 陽菜子の胸の頂きを摘まむ指を、離した周防は、やっとぬらぬらと蜜に濡れた眼鏡を外した。 そして、熱い視線で射貫くように陽菜子を見る周防は 「………我慢していたのに、お前はとことん俺を煽りやがって」 「え?……」 いつもの周防ではない言葉使いで 「何の為に、俺が眼鏡をしてたか……ずっと手袋をし続けたのもわかんねーだろ?」 まるで別人のような口調で話す周防。 陽菜子は驚きが隠せずに、目を見開いて周防を見た。 「穢さないよう、大切に大切にしてきたのに、お前は………」 「んはっ、やぁあぁぁぁあ」 まだ二本の指を差し込まれたままの、そこ。 激しく動かす指の動きとその質量だけでも、もう耐えられなくなっているのにーーーー周防はいきなり、指をくいっと曲げた。 曲がった指があたった、そこ。 刺激が強すぎて、ビクと震えながら、陽菜子の身体が跳ねた。
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