日常はこうして消費されていく

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女の子「はっはっはっ、ひれ伏すがいいこの愚民どもが」 男の子「何、その設定」 女の子「こういう出だしの漫画を書こうと思っているわけ……ってちょっとは興味を持ちなさいよ!」 男の子「……だって、お前が書く漫画。つまんねぇじゃん」 女の子「おおう! は、鳩が飛んでいるわね。ほっーほっほ」 男の子「出たね、現実逃避が」 女の子「アンタならどう続きを書くわけ?」 男の子「は? そんな出だしでかよ……」 女の子「アンタに聞いたアタシが馬鹿ね!」 男の子「……その時、ひれ伏した人々の中から、一人の青年が立ち上がった。青年の手には……って、真剣に聞いてんだ? お前」 女の子「しまった! またアンタの罠に!」 犬「ワン!(こうして、平和な午後のひと時は暮れていくのであった)」
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