第3章

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「長話になりそうだ、 ここじゃ大変だろうから店に行かないか?」 「…店?」 花垣さんが提案してきた。 「いいね! せっかく早く終わったんだもん、高校生らしく寄り道して行こう!」 九十九さんもノリノリだ 「そんなに長くなるつもりはなかったんだけど…」 そういうと九十九さんが少し寂しそうに見つめてきた。 (…断るのはかわいそうだな…) 「え~っと、せっかくだし、そうしようか!」 「やった~!」 じゃあ荷物持ってくるから待ってて!」 花垣さんが飛び出しそうな九十九さんを言葉で止めた 「おっと、じゃあ校門前集合にしようか。 他の友達とかに話をしてくる。」 そう言って花垣さんは去り際に手をふり、 自分のクラスに入っていった。 「じゃあ私も! また後でね!戸賀ちゃん!」 (花垣さんは2組、九十九さんは1組か…) (さて、僕も戻るか) 僕は自分のクラス3組に戻り少し椅子に座った。 (さて、ここからが本番だな。)
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