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それがプロというものだろう。
実際、色々話を聞いているとそういう風にやっている人もたくさんいる。
みな、完全にとは言わなくてもどこかしらキャラを”演じている”。
だけど、”私は”ダメなのだ。
もう、疲れてしまった。
色々な煩わしいことに。
――いやだいやだいやだいやだ――
マネージャーがこの仕事を持ってきて、脚本に目を通した時、決心した。
もうこの仕事は、やってられない。
あまりに狙いすぎな、その内容。
私自身アニメが好きだったから、たくさん見てきたからこの仕事を選んだ。
それに売れるようになってからは、より多くのシナリオに目を通すようになった。
だからこの業界全体が、見ている人萌えとか燃えとか感動とか、そういうものを”露骨に”求めている現状が、もう耐えられないのだ。
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