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ネットでソウルメイトを調べていて気になる記事を見つけた。
「ツインソウル?何それ?」
〈ツインソウルは双子の魂で、1人に12人居て1割以下が同性…ツインソウルは、恋愛関係になりたがる…〉
〈巡り会うのがとても難しく、今生にツインソウルが居ない人も…〉
「へー…じゃあ違うわよね」
〈ツインソウルはシンクロする。驚くような偶然が有る。それは偶然ではなく必然である…どちらかが風邪をひくと、同じ時に相手も風邪をひいていたりする〉
(偶然会ったけど…洗濯機が壊れて…宏二君も携帯が壊れたんだった)
(偶然よ、偶然…)
「魂…ね…」
〈ツインソウルは、わけもわからず涙が溢れる時が有る…手や爪がそっくり〉
「良く見れば良かった」
〈ツインソウルは、巡り会うと相手の今迄の事を知りたがる…以前住んでいた所や行動範囲が同じだったりする〉
「へー、これは聞いてみたい」
〈ツインソウルは、一筋縄ではいかない。どちらか、又は両方が結婚又は恋人が居る状態で巡り会う事が多い…〉
〈ツインソウルは、タイプではないのに何故か強く惹かれたりする… 年の差などの障害が多い…〉
「まさか…違うわよね…」
まさか、まさかと思いながら、心のどこかでツインソウルなのではないかと思い始めていた。
〈コイツに違いないと思う…ツインレイはエネルギーが繋がるから本当に自分でわかる〉
「ツインレイって何?エネルギー?そんなの知らないわよ。コイツに違いないって…確信が欲しいから調べてるんじゃない」
〈強く惹かれ合いながら、肉体的な関係を持たないツインソウルも居る…結婚するかしないか、それは課題によって決められている〉
「課題?」
【並木道】
美貴のサロンの前。
(あのタロット、当たってる気がする。ソウルメイトかツインソウルか、そんなのわかんないけど、神緒さんが言ってた運命的な出会いって、宏二君の事だわ)
ふと通りの向こう側を見ると、宏二が居る。
「あっ」
ドキドキした。
店から出て来たようだ。
後から同じ年頃の女の子が出て来て腕を組んだ。
双葉は胸を突かれた。
とても痛かった。
(なーんだ…彼女…居たんじゃない)
涙が溢れて来た。
(え?何で涙?やだ、私…涙が勝手に…バカね…こんなオバサン好きになるわけないじゃない)
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