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「あらあら、どうしたのよ?
新しいバーテンダーさんが入ったから、顔を見に来たのに」
「なっちゃん!?
アンタ、公演控えてんだろ。
スケジュールは大丈夫かよ…」
そこに現れたのは、まさかの女優・美月奈津子だった。
後ろにはメガネをかけた男性が付き添っているが、確か…マネージャーでは無かったか?
「可愛い子じゃん。
どうしたの、何だか不機嫌そうね」
「…!?」
いきなり憧れの存在に声をかけられて、晶は持っていたグラスを落としそうになった。
奈津子はニコニコと優しく微笑みながら、チラリ…と野郎2人を見て察したのだろう。
「欲求不満?」
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