美月奈津子・2

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「あらあら、どうしたのよ? 新しいバーテンダーさんが入ったから、顔を見に来たのに」 「なっちゃん!? アンタ、公演控えてんだろ。 スケジュールは大丈夫かよ…」 そこに現れたのは、まさかの女優・美月奈津子だった。 後ろにはメガネをかけた男性が付き添っているが、確か…マネージャーでは無かったか? 「可愛い子じゃん。 どうしたの、何だか不機嫌そうね」 「…!?」 いきなり憧れの存在に声をかけられて、晶は持っていたグラスを落としそうになった。 奈津子はニコニコと優しく微笑みながら、チラリ…と野郎2人を見て察したのだろう。 「欲求不満?」
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