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「…ははっ、スゲーな。こんな話し信じるのかよ」
「なにが可笑しい」
「だって…」
誰が信じる?こんな話し。
俺だってもしも“普通”だったら信じない。
いや。
自分のこんな部分をまだ信じたくないし、コレさえなければ…なんて、いつもおもってる。…のに。
(こうもアッサリ信じてしまうのかよ…お前は)
どんなに友人を作っても、
憧れていた場所に身を置いてみても消せなかった疎外感を、見えない壁を。
簡単に納得して。
簡単に壊された。
「俺…もっとはやく冬野に教えてあげればよかった」
「なにを?」
「俺が、こんなんだって。」
他人を避けて遠ざかっていた自覚はあった。
でも、それはいつも自分が被害者みたいな気持ちだった。
でも、違ってたンだな…
、
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