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「必要性を感じないからです、特に」
「はぁ? ヤりたいときとかどうしてんの?」
「ちょっ――、堤課長、絡み過ぎ」
堤課長の肩に手を置く羽島課長を横目に、
「正直、ひとりでするほうが楽ですので」
と答えると、ふたりとも未知のものを見るような目を向ける。
「うーわ、出た、草食。宝の持ち腐れ。もったいねー。お前、そのタッパと顔交代しろ。俺が存分に消費してやるから」
そう言う堤課長の横で、
「堤課長、アナタ結婚して子ども3人いんのに、何言ってんすか」
と、呆れた目を向ける羽島課長。
「過去は? いたことあっただろ? 彼女。どんくらいいねーの?」
「彼女……は、いたことないですね」
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