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男友達から飲まされて真っ赤になっているイケメンワンコ系旦那様も、同じようなキラキラスマイルで、なんかもう、うらやましさを通り越してこっちまでハッピーになる。
「梅原さんの後任の人、決まったんすか?」
梅原ちゃんが友人のテーブルのほうへ移ると、古賀さんが羽島課長に話しかける。
「あぁ、うん。三浦さんて人」
「課長はもう会ったんすか?」
「まだ。人事に全任せ」
課長はポテトをくわえながら、どうでもいいことのように答える。
「めっちゃ変な人だったらどうします? 課長の補佐だから、前もってしっかり顔合わせしていたほうが」
「期待してないからいい」
「そうすか。ドライっすね。
あーーー、仕事できなくてもいいから可愛い子だったらいいなぁ。俺にも春が来るかなぁ」
「社内恋愛とか面倒なだけだぞ。やめとけ」
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