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ふたりだけで……親睦会……。
ふたりの親睦を……深める会。
私と南条さんの関係を……より密にする……会。
「ごほっ!」
落ち着くために飲んだ水でむせた。
なんで私の脳はすぐアダルティ変換するんだ。
ありえないじゃないか。ありえない。
一瞬素っ裸で南条さんの首に自分の腕を絡めたなんとも不適切な映像が頭に浮かんでしまい、けしからん、と私は頭をぶんぶんと振る。
「大丈夫ですか?」
差し出されたグレーのハンカチ。
私は、
「いえ、いいです。大丈夫です」
と言って、ゴホゴホ言いながら手の平を見せて断る。
「水が頬に」
そう言われて伸ばされた南条さんの右手、すっと私の口の横に添えられたハンカチ、当たった彼の指の温度、……南条さんの……匂い……。
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