side K

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「それはいいとして、多分、私、夢うつつで、南条さんにまた何か変なこと言ったり、変なことしたりしたんじゃないかと思ったら、もう、生きた心地がしなくて。食事の中盤くらいからすでに記憶がおぼろげだから」 「聞けばいいじゃないですか」 「あ! そうよ! そうだ! 三浦さん、お願……」 「すみませんが、言われたとおり打ち切らせていただきます」 「……ぐは」 起こした顔をまた戻し、頭をわざとデスクにぶつけた。 もう嫌だ。 自分が嫌だ。 次、南条さんと2人きりになりそうなことがあったら、お断りしよう。 そうしよう。 決意を固くしていると、廊下から男性社員達の話し声や笑い声が聞こえだし、フロアへぞろぞろと戻ってきた。 会議が終わったみたいだ。
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