side K-2

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拒否したから怒ってる?  それとも、物わかりが悪いって呆れてる?  どちらにせよ、こんな南条さんは見たことがない。 でも、私はそんなことができる女じゃないし、そんなことができる女だと思われたくもない。 すごく好きだけど、好きだからこそそんなの嫌だ。 「ご、ごめんなさい。無理です。そういう関係は」 「……知っています」 え? 考える余地すら与えられず、再度唇を合わせられ、頭の後ろがまた冷蔵庫にぶつかる。 逃げられないように、南条さんの腕が顔の両脇を塞ぎ、その片方はもうずっと握られたままの私の手も道連れに。 白菜なんてものは、とうの昔に床に転がっていた。 「いっ……嫌です!」 かろうじて唇を剥がし、左手で南条さんの胸を力いっぱい突っぱねる。 それでも力が及ばず、今度は彼の胸を拳で打ち付けた。
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