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もう、いたたまれなさすぎて、のたうちまわる勢いだ。
ベルトを南条さんが持っていたっていうことは、その赤面必至の記憶を裏付ける材料に他ならないわけで。
だから、今まで以上に視線を合わせられなくなって、業務指示を受けていても緊張と恥ずかしさで顔が強張るようになり、南条さんを不自然に避ける形になってしまっていた。
「お姉ちゃんは買わないの? 服。結局私だけのショッピングになってるんだけど」
「私はほら、どうせ今の店に置いてあるようなかわいい服とか似合わないし……」
「あ、出た。お姉ちゃんお得意の“どうせシンドローム” もしかして生理前…………あれ?」
立てた指を顎に持っていき、左上を見ながら思い出す仕草をするあーちゃん。
「なによ?」
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