side K-2

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なぜなら……。 「ええっ!! 南条さんに、こ、告白したんですか?」 「もう、マジ助けて、三浦さん。無理。一生分の生き恥かいた」 資料室に入ってドアを閉めた途端、私は彼女に泣きつく。 多分、もうすぐ南条さん帰ってくるはずだ。 資料を渡すだけって聞いてたから、話が盛り上がってしまったにしても、もうそろそろ帰ってこなくちゃおかしい。 もしくは、もしかして、もしかして、ファソラで、すでに、すでに……。 ひーーーー。 もう帰ってきても帰ってこなくても地獄だ。 「ねぇ、ここは失恋女同士、慰め合って協力し合って……」 「……」 コホン、とわざとらしい咳払いをして、明後日の方向を見る三浦さん。 不審に思った私は、 「え? ……あれ?」 と頭を傾けて、その様子の説明を促す。
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